情報の表現形式ともいえる地図

面データとして挙げられるのは対象エリヤが農地なのか、住宅地なのかによって得られる面データも変わってくることは容易に想像できるでしょう。さらに面内で起こる「事象」まで含めると立体データともなり得ることです。この時の仮想状設けられた立体を「統計面」と呼んでいます。このような広がりからデータを分類する方法以外に、採取するデータの事象という点にスポットを当てたのが「定性データ」と「定量データ」という分類方法。また計測尺度に視点をおいて分類すると、例えば対象の性質によって単純に区分した「名目データ」、大小や多少、順位などで分類した「等級(順序)データ」、各等級間を絶対値で表現した「間隔データ(このデータには計測単位が伴う)」や%や率といった表現で表される「比データ」などの分類方法もあります。これらの分類法は、情報の表現形式ともいえる地図を作成する上で必要となる記号化に無くてはならない知識とされています。