地図における記号の大きさ

大きさは適当に決めると必ず失敗します。適切なサイズを知るためにも、データのばらつき具合を把握することが肝心です。また、地図上の距離とのバランスを考え、大きすぎる記号や小さすぎる記号は用いないようにしましょう。見た目の美しさも、地図の読み取りに大きく影響するからです。

地図記号の次元別に注意点を紹介すると、1次元の表現であれば長さや個数なので、特に注意しなければならないことはありません。但し、「立体の個数」等、3次元の記号を代用する場合は注意しましょう。2次元の表現は面積が基準になるので、円を用いる際は余計な計算を要します。半径を面積に合わせて調整しなければならないからです。3次元の表現はそのほとんどが球で行われますが、視覚に錯覚が生まれやすく、正確に感得できる表現方法とも言えません。