ルートマップとは

地図を収集データという情報の一表現形態と考えると、その作図法にも表現しようとするデータ特性によって適切な作図法が変わってくるのは当然と言えるかもしれません。データを点、線及び面データとする分類法がありますが、そのうちの線データで表現できるデータとしてA-B間(A,Bが必ずしも実在する点でなくてもよい)の量的、定性的な流れなどが挙げられます。地図で言えば、実在するポイント間のつながりと言えば、道路や川などが相当します。一方実在しないポイント間を想定した飛行機や船のルートがまさにこれにあたり、これらを総称して「ルートマップ」と呼ばれています。自然現象にも同様の線データと考えられるものが存在しています。海で言えば海流であり、大気中では風の向きなどが相当します。